クラレ<3405>

クラレは自己株式取得が1Q好決算見直しを支援し高値窺う
2007年09月04日09時49分

 クラレ(3405)は、10円高の1522円と反発し8月8日につけた年初来高値1565円を窺っている。このところの世界連鎖株安の修復相場では、自己株式取得を発表した銘柄ほどリバウンド幅が大きくなっており、同社も積極的な取得が進行中であり、今3月期第1四半期(1Q)の大幅増益・順調推移を見直す動きを督励している。同社は、今年6月に2300万株(発行済み株式総数の6.0%)、300億円を上限とする自己株式取得を決議、8月2日から27日までの間にこのうち1058万3000株(同2.8%)、160億3624万円の市場買い付けを終了した。この需給好転から同社の株価も、全般急落相場のなかで強調展開、1Q業績の大幅増益を見直す動きを触発した。1Q業績は、前年同期比10%増収、45%経常増益、44%純益増益と伸び、中間期予想に対して利益は66―72%の順調な進捗率を示した。光学用ホバールフィルムが、大型液晶テレビなどの液晶ディスプレイの需要拡大により売り上げを伸ばし、熱可塑性エラストマーなども好調に推移したことなどが寄与した。今年10月には昨年12月に基本合意した旭化成メディカルとの透析・血液浄化事業の統合事業もスタートするだけに、業績上ぶれ期待も高い。株価は、PERでは市場平均を上回り割高となっているが、信用取組は株不足となっており、自己株式取得とともに一段の押し上げ効果が予想される。


(東洋経済新報社)
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by message-id | 2007-09-08 09:26 | 07年9月  

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