小林製薬<4967>

小林製薬は3Q減収益も高進捗業績を買い直し3連騰
2008年02月06日

 小林製薬は、80円高の4270円と3日続伸している。1月18日に今3月期第3四半期(3Q)決算を発表、小幅減収減益で着地したが、通期予想業績に対して高進捗率を示したことを見直し、ディフェンシブ株買いが増幅しており、信用取組が株不足で逆日歩のつく好需給やフィデリティ投信の保有株増加などもフォローしている。同社の3Q業績は、前年同期比0.1%減収、1.9%経常減益、6.7%純益減益と伸び悩んだ。内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)用内服薬「ナイトシール85」などの医薬品や家庭用品卸事業の漢方・生薬商材などが好調に推移したが、在宅医療ビジネスのシールドヘルスケアセンター3社の全株式を譲渡して売り上げが落ち込み、2006年11月に連結子会社化した人工呼吸器メーカーのイーベント社の先行投資負担や、家庭用品卸事業の顧客のドラッグストア業界の出店競争・価格競争激化による営業利益減益が響き減益着地となった。ただ3月通期業績は、期初予想を据え置き純利益は87億5000万円(前期比5%増)を見込んでおり、3Q利益は、通期予想対比で86-90%の高進捗率となった。昨年11月発表の9月中間期業績と同様に上ぶれ着地の期待も高まる。株価は、昨年11月の子会社コバショウ株式売却に伴う通期売り上げの下方修正でつけた昨年来安値3360円から強弱感対立の信用好需給をテコにリバウンド幅を拡大している。投資採算は割高となるが、花粉症のシーズン入りとなり特需期待も高まりなお上値を伸ばす展開が見込まれる。


(東洋経済新報社)
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by message-id | 2008-02-06 11:42 | 08年2月  

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