富士フイルム<4901>

富士フイルムは安値から急反発、3Q好決算とADR高が相乗
2008年02月12日

 富士フイルムホールディングスは、330円高の4140円と急反発し、前週末8日ザラ場につけた昨年来安値3770円から出直る動きを強めている。8日に発表した今3月期第3四半期(3Q)決算が、大幅増益で着地し中間期決算発表時の昨年10月に上ぶれ修正された通期業績対比で高進捗したことから、下げ過ぎ訂正期待の買い物が優勢になっている。前日の米国市場で、NYダウが57ドル88セント高の1万2240ドル1セントと反発し、同社ADRの(預託証券)も、東京市場の8日終値に対して41円高(円換算値)で引けたこともフォローしている。同社の3Q業績は、前年同期比3%増収、65%経常増益、2.1倍純益と伸び、利益は通期予想業績に対して88-86%の高進捗率となった。デジタル医療画像関連製品や生産能力増強を進めたフラットパネルディスプレイ材料、カラーデジタル複合機などが揃って売り上げを押し上げ、原材料価格や減価償却費増を増収効果や円安寄与、固定費削減などでカバーし好決算となった。3月通期業績は10月修正値を据え置き、純利益は1200億円(前期比3.4倍)と7期ぶりの過去最高更新を予想、市場コンセンサス平均1286億円をほぼクリアする。株価は、10月の通期業績増額をキッカケに上場来高値5710円まで買い上げられ、世界同時株安に巻き込まれ2000円幅の大調整となった。PERは17倍台と割安感はないが、13週移動平均線からは16%のマイナスかい離と下げ過ぎ顕著となっており、さらに戻りを試そう。


(東洋経済新報社)
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by message-id | 2008-02-12 11:15 | 08年2月  

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